研究実績の概要 |
半年間の主要な研究実績の一環として、①汎用性の高い調査データ構築、②普遍的平和概念の構築に関する資料収集とデータ化整理、③国際研究会運営と発表、④国内会議、ワークショップ発表、および ⑤市民講座での発表、さらに⑥平和と観光のオンライン口コミ分析、⑦二本の査読付き論文(国際学術誌、IF1.75)の発表を行った。
①データ構築では、「被爆の実相、普遍、平和、心的障害、避難・救助の手段」など概念関係のサブセットデータを構築、解析・考察し、査読付き論文を発表。①と②をもとに、③の「Topology of Air」国際研究会をグラスゴー・ケント・ロンドン各大学の共催で広島大学にて開催し、④の北海道大学メディア・観光学院共催ワークショップで発表のほか、OSEAL第58回国際会議・広島で発表し、⑤の広島市文化センター・広島市立大学共催ヒロシマ・ピースフォーラム・広島からの平和学連携講座第5回の講師として広島平和記念資料館で発表し、学術的成果の共有を通じた平和促進を考察、社会貢献に努め、⑥オンライン口コミ分析を行った。上記①から⑥をもとに、⑦の査読付き国際論文発表を行った。これは以下二点である。 1 van der DOES, L. and KAWANO, N. (2020)「『乗り物』を介した被爆体験の想起とトラウマの実証的考察」、広島平和科学41, pp.13-31. 2 van der DOES, L. and KAWANO, N. 2019) ‘Online tourist reviews and accidental conveyors of memories of the atomic bomb’, Journal of Tourism and Cultural Change. Published Online 17 December 2019. pp.1-18. IF1.75.
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