この研究は、日韓両国におけるセルフ・ネグレクトへの予防・支援モデルの構築を目的に、従来の研究において等閑視されがちであった当事者の視点及び心理・社会的要因を解明することに着目して、セルフ・ネグレクトとそれに影響する要因との因果関係を実証的に検討する基礎研究として位置付けられる。そこで、2019年度から日韓両国において、一人暮らし高齢者を対象にアンケート調査を実施し、分析を行った。一方、日本では新型コロナウイルスの拡大により調査が中止になるなど計画通りに進めることができなかった。研究の結果は論文としてとりまとめ、日本と韓国の学会誌等に投稿し、計4編が掲載された。
|