本年度は、主に海外(ベトナムとエジプト)において、EDU-Portの支援を受けた事業に参加した現地の関係者からの聞き取り調査を中心にしたフィールドワークを予定していたが、断念することになった。理由は、国内外のコロナの状況は著しく改善したものの、本人の健康状態が好ましくなく、渡航に大きな不安を感じていたためである。よって、最終年度は、海外でのデータ集めをあきらめて、代案として以下の作業に集中することにした。第一に、国内でのEDU-Port関連のイベントに参加して情報収集を継続すること。第二に、国内のEDU-Port実施団体からの聞き取り調査を継続すること。第三に、これまでに国内で収集したデータを整理して、それを基に研究論文を日本語と英語で執筆すること。結果として、EDU-PORTの海外での実施状況を分析の対象とすることが出来なくなってしまったが、国内で収集したデータだけでも十分に研究の目的が達成できると判断した。
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