中学校技術・家庭(家庭分野)の学習指導要領では、「幼児」とのふれ合いについての記載があるが、さまざまな理由により「0歳児を含む乳幼児親子」とのふれ合い体験が行われている現状がある。本研究では、現場の教員への調査をもとに、ふれ合い体験の実態を明らかにした点に学術的意義がある。 本研究の成果物として、ふれ合い体験時の環境設定のしかたや留意事項をまとめたリーフレットを作成し、現場教員へ配布・PDF版を日本家庭科教育学会ホームページにおいて公開した。また、本研究の成果をふまえ内容を一部改訂した既刊の『家庭科保育学習 中学生と乳幼児のふれ合い体験事例集』は、自治体の現職教員研修資料として使用された。
|