研究課題/領域番号 |
19K23324
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0109:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
内田 康弘 愛知学院大学, 教養部, 准教授 (50848629)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2024-03-31
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キーワード | 不登校 / 高校中退 / 全寮制高校 / 昼間二交代定時制高校 / 通信制高校 / サポート校 / 民間教育機関 / 地域協働 |
研究成果の概要 |
学校と民間教育機関、地域社会の連携による不登校・高校中退者の進路支援に着目し、(1)全寮制高校YとNPO法人Bの協働活動に関する事例研究、(2)定時制高校と地域社会の連携に関する基礎的研究、(3)サポート校施設数の都道府県別推計と私立通信制高校の地域連携に関する事例調査を実施した。結果、NPO法人は学校と地域社会を媒介する役割を果たしていたこと、勤労青少年教育を目的に各地方に設置された昼間二交代定時制の一部は、現在、昼間定時制や昼夜間定時制等、多様なニーズを抱える生徒の学びの場に再編されていること、サポート校の約7割が都市部に集中する一方、地方部の割合も徐々に高まっていること等を明らかにした。
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自由記述の分野 |
教育社会学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学校や民間教育機関、地域社会の連携による教育実践の必要性が高まるなか、本研究では不登校・高校中退者の進路支援について、全日制、定時制、通信制の各課程別に、NPO法人やサポート校等の民間教育機関、地域社会との連携・協働における事例分析を試み、その成果と課題の一端を明らかにすることができた。事例分析や基礎的研究を通じて、全寮制や昼間二交代定時制、通信制サポート校といった、学術的・実践的知見の蓄積が決して多くない教育活動の実態解明を試みたこと、特に地域社会との連携・協働の観点から、各支援が直面する現実的かつ具体的な課題の一側面を明らかにしたことには、学術的・社会的な意義があったものと考えられる。
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