研究実績の概要 |
自己決定理論における基本的心理欲求充足・阻害に関するアンケート及び有機的統合理論におけるアンケートを小学校高学年児童に対して実施し、その結果を分析した。分析の結果、高学年児童の外国語の授業における3欲求(自律性・有能性・関係性)の欲求充足が、内発的動機づけを正に予測し、欲求阻害が負に予測することが証明された。また、3欲求の充足が自律的動機づけ(内的及び同一視的調整)を予測し、阻害は他律的動機づけを予測することが明らかになった。これらの結果は、小学校英語教育学会(JES)や児童英語教育学会(JASTEC)などで発表された。また、JAFELE Bulletin, JASTEC Journalなどに掲載された。学内紀要などでも結果の配信を行い今後の研究の重要性なども示唆することができた。上記より、研究計画をすべて遂行することができたと考える。今後は、有機的統合理論の枠組みを超えて動機づけに関して詳細に論じていくことが求められる。
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