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2022 年度 研究成果報告書

モザンビーク共和国における大学生の援助要請行動

研究課題

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研究課題/領域番号 19K23355
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0109:教育学およびその関連分野
研究機関広島修道大学

研究代表者

隅田 姿  広島修道大学, 国際コミュニティ学部, 准教授 (80843804)

研究期間 (年度) 2019-08-30 – 2023-03-31
キーワード援助要請 / 援助行動 / モザンビーク / 大学生
研究成果の概要

本研究はモザンビーク共和国における大学生が、困った時に誰かに助けを求めているかどうか(援助要請)について、その傾向や理由を明らかにすることを目的とし、177名の質問紙結果を元に分析を行った。その結果、援助要請行動は問題の種類によって異なり、学習意欲や日常・将来に関する問題については援助要請をしないが、学習内容に関する問題については要請する傾向が明らかになった。また男女での援助要請の差はないが、年齢が高い学生ほど援助要請をしないということも確認できた。援助要請をしない理由としては、自分で解決したいというポジティブな動機と低い能力を隠したいというネガティブな動機があることが確認された。

自由記述の分野

比較教育

研究成果の学術的意義や社会的意義

学術的意義は欧米を中心とした援助要請の研究分野においてアフリカのモザンビークというデータが希少な国で一次データを収集し、その援助要請を明らかにした点である。また援助要請研究は医療分野を対象にしたものが多い中、教育分野を対象にした点においても学術的な意義がある。社会的意義としてはモザンビークの大学における学生支援の改善へ貢献をしているところである。モザンビークの大学生が助けを求めない理由には、自分で解決したいか自分で解決できないことを隠したい、という2つがあるため、学生支援においては彼らの自助努力を尊重しながら、一方で自尊心が低い学生が助けを求められるような体制が必要であると示した。

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公開日: 2024-01-30  

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