• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 研究成果報告書

マルチスケール手法を用いた高温降着流における乱流加熱研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K23451
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0204:天文学、地球惑星科学およびその関連分野
研究機関東北大学

研究代表者

川面 洋平  東北大学, 学際科学フロンティア研究所, 助教 (80725375)

研究期間 (年度) 2019-08-30 – 2021-03-31
キーワード降着円盤 / プラズマ乱流 / ジャイロ運動論 / 電磁流体力学
研究成果の概要

高温降着円盤におけるイオンと電子のエネルギー配分を求めるために、大スケールは電磁流体力学(MHD)を用い、小スケールはジャイロ運動論を用いて数値シミュレーションを行った。ジャイロ運動論の結果として、イオンと電子の加熱比は圧縮的揺動とAlfven的揺動の比の増加関数となることが分かった。次にMHDの結果として、降着円盤の方位角方向に背景磁場が存在するときは、圧縮的揺動とAlfven的揺動の比がおよそ2になることが分かった。

自由記述の分野

プラズマ物理

研究成果の学術的意義や社会的意義

Event Horizon Telescope (EHT) によってM87ブラックホールシャドーの観測が行われたが、その結果の解釈のためにはイオンと電子のエネルギー配分を知る必要がある。本研究では、大スケールと小スケールをコンシステントに解くマルチスケール手法を用いたことで、これまでにない精度で降着円盤におけるイオンと電子のエネルギー配分を得ることができた。この結果は今後EHTの観測結果をより精度良く解釈する上で重要となる。

URL: 

公開日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi