Ia型超新星の親星、爆発モデルに制限を与えることを目的として観測的研究を行った。特に爆発直後に注目して研究を行った。京都大学3.8mせいめい望遠鏡と広島大学1.5mかなた望遠鏡を用いて、近傍銀河に出現するIa型超新星について可視近赤外線観測を実施した。初期の光度変化についてモデルと比較を行うことによって親星の半径の制限を行った。また、分光データについても解析を行い、これらのデータに見られる吸収線の青方偏移量を調べた。観測的な特徴から各々のIa型超新星のサブクラスを推定した。これらの天体について爆発直後からの観測例は限られており、本研究によって良いデータサンプルを得ることができた。
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