本研究では高温・高圧・高放射線環境下などの厳環境で動作する集積回路の開発に向け、ワイドギャップ半導体である炭化ケイ素(SiC)による接合型電界効果トランジスタで構成された相補型回路の特性予測、高性能化に向けた横型パワーデバイスの同時作製を目指した。既存のシリコン集積回路とは異なる設計指針を提示し、広い温度範囲で安定した動作が可能であることを示した。相補型回路を構成するトランジスタと横型パワーデバイスの同時作製を行い、良好なトランジスタ特性、600V以上の耐圧を有するパワーデバイスの作製に成功した。
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