本研究の目的は、地点の天空率の値と空間構成要素の関係を明らかにすること、天空図形状を類型化し空の見え方の規定要因を探ることである。 始めに、データ収集として、Googleストリートビューの画像を用いたDeep Learningによる画像処理で、約5万地点の天空率算出・天空図作成を行った。算出した天空率と用途地域・道路幅員・建物高さ等との関係をみた結果、建物高さに対する幅員が広いと天空率が高くなる傾向等が確認できた。次に、天空図形状の類型化のために、特徴量を抽出し階層的クラスタリングを行った結果、4つのクラスタに分類することとした。その結果を地図上に可視化しその傾向を考察した。
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