研究課題
研究活動スタート支援
本研究では、カルボランアニオンを利用した「超高活性」有機・無機 (金属) カチオンの生成と利活用を実現すべく、構造・電子状態制御を行った。その結果、水酸基などのアミノ基新規ヘテロ原子導入反応、MOF 型新規イオン性ナノ構造体の合成法を見出した。また、マグネシウムイオン伝導材料としても優れた物性を示すことも明らかにした。
有機化学
アニオン性ホウ素クラスターは高活性カチオンの生成を利用した触媒化学・材料化学分野での応用が期待されており、そのポテンシャルを発揮させるための修飾化法の開発が求められている。本研究では、単分子型、オリゴマー型、高分子型分子設計の自由度を大幅に拡張することに成功した。これにより、新規触媒、イオン伝導材料に展開するための礎が築けた。