研究課題
研究活動スタート支援
スクアレン消費型ハイスループット選抜系を最適化(ライゲーションにおけるベクターとインサートの比についての検討、形質転換において用いる大腸菌JM109株のコンピテントセルの作製方法の修正、形質転換におけるプラスミド量、SOC培地量、インキュベート時間)し、BmeTC変異体Y167A/D373Cにおいて適用できるようにした。スクリーニングを行った結果有用な天然物であるアンブレインを4~6倍生合成する変異体を3つ得られることに成功した。
生物有機化学
スクアレン消費型ハイスループット選抜系はBmeTC変異体において適用すると高い致死性を示してしまい、ライブラリーの構築が困難であった。様々な条件検討を行いBmeTC変異体における最適な条件を見出した。結果、希少天然物であるアンブレインの生産性が高い変異体が3つ得られた。本研究が成功すれば、将来、全ての有用物質の大量生産が化学合成から生物合成へ置き換わる日が近いものと考えられる。未来を創造する先駆的な研究に位置づけられることが期待される。