研究課題/領域番号 |
19K23688
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0603:森林圏科学、水圏応用科学およびその関連分野
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研究機関 | 明星大学 |
研究代表者 |
吾郷 万里子 明星大学, 理工学部, 准教授 (90389172)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2023-03-31
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キーワード | リグニン / ナノ粒子 / エアロゾルフロー / 超黒色炭素 / カーボンナノ粒子 / 表面エネルギー / コロイド粒子 / バイオマス |
研究成果の概要 |
初めに,エアロゾル発生装置のスペックを決定し,購入に至った。次に,実験室の電気工事,排気設備等の環境整備し,2020年2月には上記装置が納入された。納入後,リグニンを用いたナノ粒子の合成を開始し,基本的な合成パラメータを決定した。一方,合成した粒子の構造と基本物性の評価を実施し,形態観察により,真球状粒子であり,1um程度の粒径を有することが確認された。また2019年度以前と比べ,収率が向上し,リグニン真球状粒子の効率的合成が達成された。得られたリグニン粒子の炭化実験を実施し,広範囲な波長の光吸収性に優れていることを明らかにした。
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自由記述の分野 |
木質科学,高分子材料学,コロイド化学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
リグニンは木質系バイオマス由来材料として地球上最も大量に存在する芳香族性ポリマーであるにも関わらず,材料としてはほとんど利用されていない。これはリグニンの分子構造や分子量が一定でなく,物性が安定しないことに一つの理由がある。本提案では,エアロゾルフロー法による超分子構造体,すなわちナノ―マイクロメートルサイズの真球状のリグニンナノ―,マイクロ粒子を,リグニンスルホン酸を原料として,高生産的に合成する技術を確立し,リグニンの潜在的な分子レベルでのばらつきによる材料特性の低下等の欠点を克服し,高性能・高機能な先進ナノ粒子を開発する。
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