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2020 年度 実績報告書

自閉症における臓器連関を介した病態制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K23789
研究機関国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター

研究代表者

植田 尭子  国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 神経研究所 神経薬理研究部, リサーチフェロー (80850693)

研究期間 (年度) 2019-08-30 – 2021-03-31
キーワード自閉症スペクトラム / autism spectrum disorder / 臓器連関 / CHD8 / 血液脳関門
研究実績の概要

自閉症(Autism spectrum disorder, ASD)関連遺伝子CHD8の変異型マウスにおける神経機能異常が脳外部環境により導かれることを、並体結合実験から見出した。この変化もたらす血液含有因子を同定するため、CHD8変異型マウスの脳血管内皮細胞に着目し、その網羅的遺伝子発現解析を行った。変動遺伝子の上流解析により関与が示唆されるレセプターを探索し、脳血管内皮細胞に感染するアデノ随伴ウィルスにより機能阻害実験を行った。候補分子の発現を抑制するウイルスベクター作製してCHD8変異マウスに投与したところ、一部の候補分子において同マウスのASD関連症状が改善される結果が得られた。このことから、脳血管が脳外部環境から受容するシグナル伝達がASD様行動を誘導する分子メカニズムの一端が明らかとなった。

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公開日: 2021-12-27  

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