研究課題
研究活動スタート支援
我々は蛍光色素に関する研究のなかで、フェノール性水酸基を有する化合物が光励起によってプロトンを解離する現象を見出した。そこで、フェノール性水酸基を有する化合物の光反応を検討した。またフェノール性水酸基を有する蛍光色素の開発を行い、置換基効果により様々な色調をデザインした。励起状態に着目した色素の物性評価も行った。
精密有機合成化学
色素を実際の有機反応に利用する目的で研究に取り組んだ。光反応では反応機構解明や現象の理解が、基底状態のみの化学に比べ難しいが、実験的および量子化学計算の両面から検討した。身近に用いられている蛍光色素を修飾し、新たな側面を見出す足がかりとなる研究を行なった。