• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 研究成果報告書

T細胞老化を司るエピジェネティック制御機構の解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K23850
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0803:病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

永井 直  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (80828145)

研究期間 (年度) 2019-08-30 – 2021-03-31
キーワードT細胞 / 疲弊 / 老化 / エピジェネティクス / 転写制御 / がん
研究成果の概要

免疫系の中心を担うT細胞は、加齢や疾患に伴って機能不全(老化・疲弊)に陥ることが知られている。本研究では、次世代シーケンサーやバイオインフォマティクス等の先進技術を用いて、このメカニズムに関する解析を行った。その結果、抗腫瘍免疫を担うCD8陽性T細胞が腫瘍内で疲弊化することに関わる遺伝子の候補を1つ発見することができた。

自由記述の分野

腫瘍微小環境

研究成果の学術的意義や社会的意義

加齢に伴うT細胞の老化は、易感染性やワクチンに対する応答性の低下を引き起こす。また、がんにおけるT細胞の疲弊は、抗腫瘍免疫の低下による腫瘍の進展に関わる。T細胞の疲弊に関わる候補遺伝子を発見したことは、新規のがん免疫療法を開発したり、昨今注目を浴びる免疫チェックポイント阻害剤の治療効果を最大化する戦略を開発したりすることに結びつく。また、この遺伝子が老化と疲弊に共通して重要である場合には、加齢に伴う免疫応答の低下に対する予防・治療方法の開発にもつながる。

URL: 

公開日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi