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2020 年度 研究成果報告書

腸管上皮細胞におけるTL1A-DR3の機能の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K23857
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0803:病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
研究機関秋田大学

研究代表者

下平 陽介  秋田大学, 医学系研究科, 助教 (20777982)

研究期間 (年度) 2019-08-30 – 2021-03-31
キーワードTL1A / 腸管上皮細胞
研究成果の概要

培養細胞株(大腸癌細胞Caco2)を用い、DR3の発現を確認し、同時にsiRNAを用い遺伝子をノックダウンすることでDR3の発現が抑制されることを確認した。Caco2をシングルセルとして培地にまきTL1Aを負荷することで、細胞増殖が亢進することが確認された。MTTアッセイにより同様にTL1A負荷による細胞増殖亢進が確認され、LDHアッセイではTL1A負荷による細胞死の増加は確認されなかった。さらにTL1Aを負荷したときの遺伝子発現の変化をRNAsequenceで解析し、ミトコンドリアクレアチンキナーゼ関連遺伝子、ペルオキシソーム形成関連遺伝子の発現変化を確認した。

自由記述の分野

消化器内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

TL1A-DR3サイトカイン-受容体シグナルは様々な炎症性疾患に関与していることが知られている。しかし、作用する細胞やまわりの環境によりその機能が異なる可能性があり、今回の研究では新たに腸管上皮細胞における役割が明らかとなった。今回明らかになった結果に基づきさらに研究展開が行われることで、腸炎のメカニズムが明らかとなり、治療応用などがなされることが期待される。

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公開日: 2022-01-27  

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