• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 研究成果報告書

Generation of universal donor cell souse for adoptive T cell therapy using iPSC technology

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K23863
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0803:病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
研究機関京都大学

研究代表者

王 博  京都大学, iPS細胞研究所, 研究員 (80842765)

研究期間 (年度) 2019-08-30 – 2021-03-31
キーワードiPSC derived T cells / immune rejection / gene editing
研究成果の概要

同種T細胞を用いた免疫治療におけるHLA型不適合はレシピエント免疫細胞によるドナーT細胞拒絶の原因となる。我々は、HLA クラスIの構成分子であるB2M遺伝子、HLA クラスII転写因子のCIITA遺伝子、およびNK細胞活性化リガンドの一つであるPVRをノックアウトし、更にNK細胞の抑制性リガンドの一つである1本鎖HLA-Eを導入したiPS細胞とその由来のT細胞を作製した。また作成したiPS-T細胞は通常のiPS-T細胞よりも同種免疫細胞存在下、マウス生体内での生存能に優れており、それに基づく有意な抗腫瘍効果を示した。

自由記述の分野

再生医療

研究成果の学術的意義や社会的意義

ユニバーサルなT細胞免疫療法を目指してT細胞に直接ゲノム編集を行うさまざまな研究が行われてきましたが、ゲノム編行うことでT細胞の能力が弱まる可能性がある。本研究はこの問題を解決する方法として、iPS細胞の段階でゲノム編集を行い、それを分化させることでT細胞の弱体化を防ぎ、かつレシピエントの免疫細胞から攻撃を受けにくいT細胞を作製することに成功した。
本研究で示した方法は、国内外で開発の進む他家iPS細胞を用いたT細胞免疫療法において、近い将来に応用される可能性があります。

URL: 

公開日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi