膀胱癌細胞株のSORL1の発現をウェスタンブロット法にて確認し、CRISPR-Cas9法によりSORL1をknock-outした。SORL1 knock-out細胞は遊走能・浸潤能が有意に上昇し、ウェスタンブロット法でSORL1の喪失によりROCK1およびROCK2発現の上昇が起きLIMKを介してリン酸化cofilinが優位になることによりF-アクチン重合が進んでいると考えられた。 ROCK阻害剤Y-27632を投与することによりSORL1 knock-out細胞の遊走能・浸潤能は有意 に低下し、リン酸化cofilinの発現も低下しておりF-アクチンを切断・脱重が進んでいると考えられた。
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