SCLC細胞株でDLL3をknockdownすると遊走能・浸潤能が低下し、Snailの発現は減弱した。逆にDLL3をoverexpressionすると増殖能・遊走能は亢進し、Snailの発現は増加し、DLL3はEMTを調節する転写因子であるSnailを介して遊走能・浸潤能亢進に関与している可能性が考えられた。ゼノグラフトマウスモデルを用いて評価した腫瘍増殖はDLL3をoverexpressionさせたSBC-5でコントロールと比較して亢進しており、摘出腫瘍のSnail 発現はコントロール群腫瘍と比べ発現が増加しており、in vitroと同様の結果であった。
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