慢性活動性EBウイルス感染症(CAEBV)及びその類縁疾患の細胞株から、EBV由来マイクロRNAであるmiR-BART7-3pを最も多く内包しているエクソソームが分泌されていることを確認した。血管内皮細胞でmiR-BARTsを内包するエクソソームの取り込みを確認した。これはエクソソームに内包されたmiR-BARTsが血管内皮細胞等周辺の非感染細胞において病態を形成する可能性を示した。CAEBV等細胞株、患者細胞でRNA分解作用を持つRNase1と、RNaseを阻害するRNase inhibitor (RI)の高い発現を確認した。CAEBVの病態において何らかの役割を担っているものと推測した。
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