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2019 年度 実施状況報告書

Kaiso, P120複合体を標的としたリンパ系腫瘍に対する新規治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K23921
研究機関札幌医科大学

研究代表者

堀口 拓人  札幌医科大学, 医学部, 研究員 (70634674)

研究期間 (年度) 2019-08-30 – 2021-03-31
キーワード急性リンパ性白血病
研究実績の概要

マウス血球細胞では、KAISO-δカテニン(P120)複合体は、血液細胞特異的なGTPaseであるRHOHと結合し核内移行し、Bcl6の発現増加を誘導することにより、細胞増殖能が向上することが示唆された。
ヒト細胞での検討のためB細胞性リンパ性白血病細胞株(BALL-1, HAL-01, CCRF-SB, NALM-06)およびT細胞性リンパ性白血病細胞株(MOLT-4, Jurkat, TALL-1, CCRF-CEM)の購入し、細胞培養を開始している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

細胞培養に時間を要しているため。

今後の研究の推進方策

現在KAISOのmRNA発現、蛋白発現およびKAISO蛋白の核内発現・細胞質内発現の分析のため、mRNAの抽出、Lysateの準備、細胞質蛋白・核内タンパク分画キット購入の上準備している段階である。
また、KAISOやその関連分子のノックダウンのためのCRISPR/Cas9システム確立のため、ベクターやパッケージ細胞の準備を開始している。

次年度使用額が生じた理由

本学での遺伝子組み換え研究計画書の作成し提出したが、承認までに時間を要したため、ベクターなどの購入が遅れたため、予算の差額が生じた。
今後、small interfering RNA (siRNA) やCRISPR/Cas9を用いてKAISO複合体を形成する分子をノックダウンまたはノックアウトするための、ベクターやsiRNAの購入などを予定している。

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公開日: 2021-01-27  

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