本研究の目的は、心臓カテーテル治療が行われた狭心症患者の光干渉断層診断(Optical coherence tomography; OCT)画像所見を用いて、①冠動脈病変の不安定プラークの特徴と慢性期予後との関連性を検証し、②OCT画像での不安定プラークを簡便に検出可能な新規血中バイオマーカーを探索することである。具体的には、有意狭窄病変を有する冠動脈疾患患者(症例数32名)を対象に、OCT画像を用いて冠動脈プラークを解析し、予後を追跡調査している。バイオマーカーに関しても、研究計画に示された項目に従って、提出、測定済みであり、今後、予後との関連性を検証していく予定である。
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