• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 研究成果報告書

ヒト多能性幹細胞(Muse細胞)による放射線障害の治療法開発

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K23935
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0902:内科学一般およびその関連分野
研究機関弘前大学 (2020)
東北大学 (2019)

研究代表者

藤嶋 洋平  弘前大学, 被ばく医療総合研究所, 助教 (80846684)

研究期間 (年度) 2019-08-30 – 2021-03-31
キーワード多能性幹細胞 / Muse細胞 / 放射線障害
研究成果の概要

Muse細胞は骨髄幹細胞等の幹細胞には分化できなないため、Muse細胞をより未分化にするための基礎的研究を行なった。低酸素・低栄養状態ではMuse細胞のSSEA-3陽性率は低下した。さらに、間葉系幹細胞(MSC)とMuse細胞は互いに互換的に変化する能力を有していることや、MSC中のMuse細胞の割合は一定に保たれている可能性があることを明らかにした。これらのことから、Muse細胞はMSCと別の細胞ではなく、MSCが変化した細胞であり、Muse細胞はMSCと同等かMSCから分化した細胞であることが示唆された。

自由記述の分野

放射線生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、Muse細胞を未分化にするための基礎的研究として、Muse細胞に及ぼす低酸素と低栄養の影響を明らかにすることと、Muse細胞とMSCとの関係を解析することを目的とした。研究の結果、間葉系幹細胞(MSC)とMuse細胞は互いに互換的に変化する能力を有していることや、MSC中のMuse細胞の割合は一定に保たれている可能性があることを明らかにした点で意義がある。今後、MSCをより未分化に変化させることにより、より臨床的に有用な細胞を作ることが期待される。

URL: 

公開日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi