左室駆出率の保たれた心不全(Heart failure with preserved ejection fraction: HFpEF)患者に対して、エルゴメーターを用いた運動負荷右心カテーテル検査を行い、安静時及び運動時の血行動態を評価を行った。結果として、運動時の血行動態の変化とその程度が明らかになった。さらに、運動負荷による血行動態を評価することによって、安静時の血行動態のみと比較して、高精度に患者を重症度分類することが可能になった。今後はさらに症例を増やして、運動時の血行動態とバイオマーカーの相関や、血行動態や重症度分類と患者の予後の関係を明らかにする予定である。
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