GALM欠損症を初めて報告した。GALM遺伝子の病的バリアントデータベースを作成し、GALM欠損症の遺伝子診断を可能とした。健常人ゲノムデータベースにGALM遺伝子の病的バリアントが高い頻度で存在することを確認し、東北メディカルメガバンク機構のデータベースから、日本人の発症頻度は1:80,747と推定した。 GALM欠損症を初めて報告した8症例の中に門脈体循環シャントが2症例含まれていた。これまで二次性ガラクトース血症と診断されていた症例の中にもGALM欠損症が含まれているのではないかと考えた。門脈体循環シャント症例の検体収集し、遺伝子解析を行ったが、新規にGALM欠損症は確認できなかった。
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