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2020 年度 研究成果報告書

iPS細胞由来免疫制御細胞を用いた、難治性腎疾患に対する新規治療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K23962
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0902:内科学一般およびその関連分野
研究機関名古屋大学

研究代表者

田中 章仁  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (20846290)

研究期間 (年度) 2019-08-30 – 2021-03-31
キーワード人工多能性幹細胞 / 難治性腎疾患 / 間葉系幹細胞
研究成果の概要

我々は、ヒト人工多能性幹細胞(iPS細胞)から間葉系幹細胞(MSC)などの免疫制御細胞を誘導し、腎疾患モデル動物に対する治療効果を検討すべく研究を進めてきた。結果、ヒトiPS細胞からMSC誘導は比較的安定して施行できた。また腎疾患モデル動物(マウス・ラット)の確立と、誘導したMSCの投与プロトコル、治療効果評価プロトコルの確立も行った。複数の細胞株での比較、検証が必要ではあるが、難治性腎疾患に対して、ヒトiPS細胞から誘導したMSCを用いた新規治療法確立の可能性が示された。

自由記述の分野

腎臓内科

研究成果の学術的意義や社会的意義

今回我々は、腎疾患領域における、ヒト人工多能性幹細胞(iPS細胞)を用いた新規治療法開発の可能性について検討してきた。当教室ではこれまで間葉系幹細胞(MSC)を用いた新規治療法の開発に注力してきた。しかし、MSCは採取できる量に限界があったり、均一的な性質や効果を示すとは限らず、また継代を重ねることで“細胞的老化”を示すとされてきた。今回の我々の研究では、iPS細胞からMSCを誘導することで、これまでのMSC治療の問題点を克服することにつながると考えられた。さらにiPS細胞は治療効果を高める工夫も追加しやすく、難治性腎疾患の新規治療法開発につながることが期待される。

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公開日: 2022-01-27  

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