喫煙に関する情報を有し、胸部マルチスライスCTによる冠動脈石灰化スコアを算出された一般集団の計315名を対象とし、喫煙と冠動脈石灰化の関連性における腸内細菌叢の関与について検証した。門レベルでSpirochaetes・Saccharibacteria・Firmicutesといった腸内細菌が喫煙状況と関連していた。多変量解析により、現在の喫煙と冠動脈石灰化の関係の25.7%が、一方で禁煙と冠動脈石灰化の関係の4.7%が腸内細菌叢を介している可能性が示された。 なお禁煙補助薬の出荷停止やCOVID-19感染症流行を受けて、研究内容を上述のような遂行可能な形で行った。
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