研究成果の概要 |
膠原病関連間質性肺疾患(関節リウマチ5例、皮膚筋炎4例、全身性強皮症2例、シェーグレン症候群4例)および特発性間質性肺炎7例の気管支肺胞洗浄液(BALF)、末梢血液をSeq-WellによるシングルセルRNA-seq、ELISAにより解析した。合計76,648細胞の網羅的遺伝子解析を行い、血液細胞は17のクラスター、BALF細胞は19のクラスターに分類することができ、肺胞マクロファージはさらに14の亜分画に分類し得た。各疾患間の細胞分布を比較すると、関節リウマチでは好中球が、シェーグレン症候群ではT細胞およびB細胞が、全身性強皮症では肺胞マクロファージがそれぞれ増加するという異なる特徴を認めた。
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