研究実績の概要 |
2019年4月から2019年9月までの研究実績を報告する。初年度に①複数感覚伝導路における長期イメージング系の確立、②末梢感覚器から脳にいたる3次元イメージングを計画していた。 ①蛍光実体顕微鏡を用いたフラビン蛍光イメージングの系の立ち上げを行った。嗅球および聴皮質において感覚応答をとらえることが可能となった。 ②断頭したマウス頭部に矢状割をいれ外耳道および耳包を開放し、内耳から聴覚中枢まで露出した。透明化手法(iDISCO, CLARITY, CUBIC, modified Sca/eS)と蛍光免疫染色を組み合わせ、蛍光実体顕微鏡を用いて内耳から聴皮質までを観察した。免疫染色における抗体浸透の限界もあり組織表面しか観察出来なかった。 本年度はAAVを用いて蛍光タンパク質を導入し組織深部イメージングの実現を試みる。
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