本研究ではOFF経路再生の検討のため、網膜神経節細胞でのみチャネルロドプシン遺伝子が発現するマウス(5B-ChR)と、網膜神経節細胞とアマクリン細胞でチャネルロドプシン遺伝子を発現するマウス(M4-ChR)を作成し、網膜変性を薬剤性に誘導し、アマクリン細胞へのチャネルロドプシンの遺伝子導入でOFF反応が再生されるか検討を行った。 結果、5B-ChRからは想定通り、ON応答のみが得られたが、M4-ChRから得られた反応もON応答のみであった。一方、OKRでは5B-ChR では再生効果が認められなかたが、M4-ChRのみで再生効果が認められた。
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