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2020 年度 実施状況報告書

MRI画像を用いた上気道における咽頭扁桃および口蓋扁桃の三次元的評価法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 19K24064
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

間邊 安寿雅  東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 医員 (70846807)

研究期間 (年度) 2019-08-30 – 2022-03-31
キーワードMRI / 三次元的評価 / 咽頭扁桃 / 口蓋扁桃
研究実績の概要

近年、小児の睡眠時無呼吸症候群(OSA)が注目されている。小児の呼吸は成人に比べ、睡眠中により障害されやすいという特徴を持つ。小児OSAの合併症としては成長障害、肺性心、知的障害など様々な症状が報告されている。成長期の呼吸障害は顎顔面の成長発育にも大きな影響を与える。しかし、 小児OSAを早期発見、早期治療をするためのスクリーニング法はまだ確立されていない。本研究では MRI撮影によって得られた三次元画像から上気道及び上気道内の咽頭扁桃および口蓋扁桃の体積を計測し、気道占有率を算出することで、呼吸障害改善のためのスクリーニング法を確立しようと試みる。本研究の成果によって上気道内における咽頭/口蓋扁桃の占有率が定量的に評価できれば、潜在的な患者を早期発見でき、呼吸障害改善のために医科と歯科が連携するための糸口となり、成長期の矯正歯科治療の新たな意義を生むことができると考えられる。また、被曝せずに得られるMRI画像を利用することで、将来的に定量化された呼吸環境評価を継続して計測することができると考えられる。現状では三次元画像の分析ソフトの再選定を行い、サンプル画像の撮影およびその分析を行っている。三次元画像解析ソフトを導入し、計測範囲や画像の解像度などについても調整を行いながら、定量的評価を行うためのシステム作りを進めている。今後の研究方法としては、成長期の患者を対象に上気道部のMRI撮影を行い、得られた三次元画像から上気道および咽頭扁桃、口蓋扁桃の体積測定を行い、定量的な評価を行う。同時に気道占有率の計測も行い、二次元画像から得られた結果との比較を行う。さらに、統計学的解析も加えていく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2021年度が最終年度のため記入しない。

今後の研究の推進方策

2021年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額が生じた理由

研究計画の見直しによって、研究進度が遅れているため。

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公開日: 2021-12-27  

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