口腔領域は咀嚼、嚥下、発音など日常生活において必要不可欠な機能を担い、QOLの維持向上の為に重要な役割を果たす。そこで本研究では生後の生活環境、特に食生活が顎顔面形態や不正咬合に与える影響について調査を行う。これらの研究を行う事により、現在までは抽出されなかった新たな睡眠障害や顎顔面形成不全、不正咬合のハイリスク群を正確に判断し、そのリスクに応じた生活指導を行う事が可能となる。出生直後からの網羅的な環境的要因がどの様に顎顔面形態形成や睡眠障害に影響するかを調査した研究は非常に少ないことから、多くの人の健康の増進を通して社会への貢献、国民の保健・医療・福祉の向上に寄与する事が可能である。
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