• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 研究成果報告書

口腔スピロヘータにおける新規転写調節因子のdysbiosis への役割の解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K24155
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0907:口腔科学およびその関連分野
研究機関東京歯科大学

研究代表者

山下 慶子  東京歯科大学, 歯学部, レジデント (50843538)

研究期間 (年度) 2019-08-30 – 2021-03-31
キーワード歯周病 / 歯周病原細菌
研究成果の概要

Treponema denticola は,重度の歯周炎病巣から検出されることが多い,主要な歯周病原細菌の一種である。T. denticola の外膜に存在するタンパク質,Major outer sheath protein (Msp)は本菌の主要な病原因子である。
我々は,Msp の発現調節に関わる可能性のある遺伝子の機能解析を行い,この遺伝子がMsp の発現調節に関わる可能性は低いことが分かった。一方,この遺伝子は本菌の運動性に関わる遺伝子群の転写を調節していること,さらにこの遺伝子を欠損したT. denticola は運動性が低下し,運動のパターンも変化することが分かった。

自由記述の分野

微生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では,歯周病原細菌の一種であるTreponema denticola の機能未知遺伝子が,本菌の運動性の調節に関わることを明らかにした。
T. denticola は鞭毛による活発な運動を特徴としており,組織内への侵入や栄養の獲得に,運動性の調節は重要な役割を果たす。この成果は,歯周炎の発症・進展の仕組みの解明や,細菌因子の制御を目的とした新たな治療ターゲットの発見に繋がる可能性がある。

URL: 

公開日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi