研究課題
研究活動スタート支援
出血様式(動脈性出血または静脈性出血)の違いがラット臓器のミトコンドリア呼吸に与える影響について検討した。雄性Sprague-Dawley ラット(300-339 g)を対照群、動脈出血群、静脈出血群の3群に分けた。総出血量はどちらの出血群においても全身血液量(56 mL/kg)の50% とした。動脈出血群及び静脈出血群では血圧低下がみられたが、動脈性出血と静脈性出血で差は認められなかった。動脈性出血では心臓ミトコンドリア呼吸の予備呼吸能が低下した。
法医学
本研究課題は出血による各臓器のミトコンドリア機能への影響の解明に繋がる可能性がある。