政府統計等の二次情報を用いて訪問リハビリテーション提供体制と需要について調査を行った。その結果、都道府県単位では高齢者人口あたりの訪問リハビリテーション提供量が最も多い県は1032.8回/千人、最も少ない県は141.1回/千人であり、約7倍の差が見られた。提供量が少ない県は東北地方に複数見られた。市区町村単位では、高齢者100人あたり8回以上提供している地域があるものの、訪問リハビリテーション提供施設が無い地域も複数存在した。また、経年変化により、全国の訪問リハビリテーション提供者数および訪問リハビリテーション提供施設は増加しており、市区町村単位では地域格差が縮小していることも明らかになった。
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