研究課題/領域番号 |
19K24180
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
梅村 まり子 藤田医科大学, 保健衛生学部, 助手 (30848651)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2022-03-31
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キーワード | 貧血 / 大学生 / 女性 / 食行動 / 栄養指導 / ヘモグロビン / 非侵襲的 / 経皮的 |
研究実績の概要 |
2020年3月に本研究で使用していたPronto7(マシモジャパン社)の販売終了となった。代替製品として、同じ原理でヘモグロビン値測定を行う同社のProntoを今後使用するためにその信頼性を検討した。 〔方法〕①対象:研究同意の得られた愛知県内のA大学の学生290名、②調査期間:2020年7月~2020年9月、③調査方法:定期健康診査の採血時に研究者がPronto測定を実施した。 〔結果〕1.属性 1)年齢:19.3±1.29歳、2)性別:女子232名、男子58名、2. Prontoヘモグロビン値(=SpHb値)と血液ヘモグロビン値(=Hb値)の関連 1)全体:SpHb平均値14.0±1.1g/dlは、Hb13.8±1.4g/dlより有意に高くなった(p<.000)。SpHb値とHb値の相関係数はr=0.672(P<.000)であった。2)性別(女性):SpHb平均値13.7±0.9g/dlは、Hb13.3±1.0g/dlより有意に高くなった(p<.000)。SpHb値とHb値の相関係数はr=0.489(P<.000)であった。3. 相対拡散反射スペクトルにおける760nm波長のピークの有無による分析(女性 ピーク有99名、無131名) 1)SpHb値:ピーク有の平均値13.6±1.0g/dlとピーク無の平均値13.7±0.8g/dlに有意差はなかった。 2)Hb値:ピーク有の平均値13.3±1.1g/dlとピーク無の平均値13.3±0.9g/dlに有意差はなかった。3)SpHb値とHb値の相関:ピーク有r=0.611(p<.000)、ピーク無r=0.371と両群において相関がみられた。 〔結論〕相対拡散反射スペクトルにおける760nm波長のピークの有無に関わらず、10~20代女性に対するProntoの信頼性は高いことが明らかとなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
これまで使用してきた非侵襲的ヘモグロビン測定機器Pronto7の突然の販売終了により、それ相当の他の機器Prontoを使用しなければならなくなった。そのため、Prontoを使用する前にその信頼性を確認する必要が生じた。それは想定外のことであったため、大幅に計画が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
2021年9月より、縦断的調査を開始して2022年2月はデータ収集を終了し、データ分析・結果・まとめに取り組む予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
これまで使用してきた非侵襲的ヘモグロビン測定機器Pronto7の突然の販売終了により、それ相当の他の機器Prontoを使用しなければならなくなった。そのため、Prontoを使用する前にその信頼性を確認する必要が生じた。それは想定外のことであったため、本年度に実施予定であった縦断的調査が実施できなかった。次年度でその調査を実施するための費用として、次年度使用額が生じた。
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