本研究は、要支援、要介護認定を受けていない地域在住高齢者を対象のうちベースライン調査時点で軽度認知機能障害と判定された高齢者のライフスタイル活動や修正可能な認知症の危険因子について、潜在クラス分析を用いてパターンを分類した。そして分類したパターンとMCIから正常な認知機能への回復との関係について、4年後の追跡調査の結果を用いて解析した。その結果、ライフスタイル活動のパターンは、4つのパターンに分類され、修正可能な危険因子の保有パターンは、5つの保有パターンに分類され、MCIから正常な認知機能への回復に関連するパターンが明らかとなった。
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