研究課題/領域番号 |
19K24205
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研究機関 | 石川県立看護大学 |
研究代表者 |
寺井 梨恵子 石川県立看護大学, 看護学部, 講師 (90457888)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2022-03-31
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キーワード | パフォーマンス評価 / 転倒予防 / 観察 / 看護学生 / オンデマンド型 |
研究実績の概要 |
本研究は、看護師および看護学生が転倒リスク場面を観察している際の、視覚情報に関連した臨床判断能力を高める教育プログラムを開発し、その有効性を検討することである。看護師および看護学生が視覚情報の何を観察しているかについては、眼球運動測定装置を用いて測定し、観察直後にインタビューを行う。教育プログラムの有効性は、教育プログラム前後での眼球運動の比較および臨床判断能力の評価はパフォーマンス評価のルーブリック(申請者が作成、信頼性・妥当性の検証済)を用いる。 本研究の目的は、転倒リスク場面における看護師の視覚情報に関連した臨床判断能力を高める教育プログラムを開発し、有効性・実効性を検討することである。 当該年度は、昨年度に引き続き教育プログラムに使用するパフォーマンス評価を論文公表するために論文作成した。報告時点では掲載となっていないため、次の段階である、パフォーマンス評価を使用した調査に至っていない。また、昨年度に引き続き新型コロナ感染症の拡大の影響が継続しており、看護学生、まして看護師に直接介入する研究は実施できない。新型コロナウィルス感染症が一旦軽快しても、病院内での集合研修は引き続き困難であること、データ収集のための負担はかけられないことから、看護学生への教育プログラムをまずは開発することに計画を変更する。また、看護師への活用の可能性を探るためにもオンライン相互交流型、オンデマンド型の教育プログラムへの変更を検討する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
予備調査を進めたいが、対象としている看護学生は遠隔授業のため昨年度も1学年ずつの登校であり、今年度も全面登校禁止または1-2学年登校期間である。調査には接触しながら眼球運動を計測するため、感染状況が収束するまで難しい状況が継続される。感染状況を見ながら、眼球運動を計測しない研究方法に変更を行う。
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今後の研究の推進方策 |
昨年度に引き続き新型コロナ感染症の拡大の影響が継続しており、看護学生、まして看護師に直接介入する研究は実施できない。新型コロナウィルス感染症が一旦軽快しても、病院内での集合研修は引き続き困難であること、データ収集のための負担はかけられないことから、看護学生への教育プログラムをまずは開発することに計画を変更する。また、看護師への活用の可能性を探るためにもオンライン相互交流型、オンデマンド型の教育プログラムへの変更を検討する。調査には接触しながら眼球運動を計測するため、感染状況が収束するまで難しい状況が継続される。感染状況を見ながら、眼球運動を計測しない研究方法に変更を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
これまで、対象者に対面で教育プログラムを実施するための準備として予算を使用してきた。しかし、新型コロナウィルス感染症拡大によって、実施が困難となった。次年度予算を、オンライン型研修の作成に充てることとし、その研修プログラム作成(動画作成、ホームページ等の構築)、およびデータ分析等の人件費に使用する。
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