本研究の目的は、J-PAD(小児用退院支援スクリーニングシート:Japanese Pediatric Patient Assesment Tool for Discharge Planning)の妥当性を検証し、J-PAD 改訂版の作成ならびに改訂版の妥当性検証を行うことである。入院した15歳未満の患児204名を対象にJ-PADを試用した。J-PADのスクリーニング回数は287回であった。解析の結果、患児の退院困難の有無とJ-PADの項目間には関連性がみられた。これにより、J-PADの有用性が確認できたが今回の結果をもとに改定を行い、より精度の高いJ-PAD ver.2を開発が必要である。
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