新人看護師の組織社会化におけるプロアクティブ行動と看護実践能力との関連を明らかにした。調査期間は2020年1月~3月。66施設の新人看護師1,363名に調査票を配布し、278名を分析対象とした。調査内容は、1)新人看護師の組織社会化によるプロアクティブ行動尺度、2)看護実践能力自己評価尺度の達成の程度。モデルの適合度は、GFI=0.968、AGFI=0.936、CFI=0.985、RMSEA=0.060であった。多重指標モデルでは、プロアクティブ行動からCNCSSへのパス係数は0.54、決定係数は0.29を示した。プロアクティブ行動は、看護実践能力に比較的強い影響を与えることが確認できた。
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