研究課題
研究活動スタート支援
本研究では、生活動線内にある家具・建具の移動介助的機能に着目して研究を遂行したが、対象退院患者の転倒発生回数が想定よりも少なく、家具・建具に着目した詳細の検討はできなかった。そのため、代替案として、(コロナ渦で退院患者のデータ再収集が出来なかったこともあり)地域在住高齢者において、同様の目的にて解析を行った。その結果、生活動線上にある家具・建具と転倒発生において、有意な関連性は認められなかった。
住環境整備
生活動線内にある家具・建具の移動介助的機能に着目して研究を遂行し、地域在住高齢者においては転倒発生と有意な関連性は認められなかった。しかしながら、本研究結果は、転倒が最も多い居室を含めた生活動線内での転倒発生に関する成果であり、学術的に新規性もあり意義深いと考える。今後の研究においては、今回行ったアンケート結果による情報収集だけでなく、実際の住宅場面で情報収集をしていく必要があると考えており、引き続き検討を行っていく。