研究課題
研究活動スタート支援
大分県・大阪府の2府県で捕獲された、イノシシ、ニホンシカについて、食肉処理業許可を得た解体施設で解体した個体と、猟師が伝統的に行ってきた野外での解体の個体の2群に分け、衛生度の違いについての調査を行った。その結果、猟師が伝統的に行ってきた解体方法では、食用に適した衛生度を保つことができないという結論に達し、食肉処理業許可を持った解体施設を経ていないジビエ肉について、一般消費者に対しての注意喚起が必要である。
食品衛生学
本研究は食品衛生の盲点ともいうべき野生鳥獣由来食肉の衛生度に関する研究であり、研究を実施した意義は非常に高い。本研究内容は第79回日本公衆衛生学会総会で発表し、約700の演題の中から19題が選出されたポスター賞を受賞した。2021年度からは、本研究と同様の内容の研究が厚生労働科研費21KA0401として実施されることになり、重要な基礎的研究となった、