本研究では、うつ病の予防対策として生活習慣と精神健康の関連を明らかにすることを目的とし、以下の研究を実施した。前述した目的を達成するために、職域栄養疫学研究のデータベースの構築に取り組んだ。関東地方の企業の従業員を対象として定期健康診断時に栄養、抑うつ症状、運動などに関する自記式調査を2019年に実施した。データクリーニングを行い、職域栄養疫学研究のデータベースを構築した。次に上記のデータベースにて、食事の抗酸化能と抑うつ症状発症との縦断的な関連、孤食と抑うつ症状との横断的な関連、各血清アミノ酸濃度と抑うつ症状発症との縦断的な関連を分析し、結果を学会にて発表するとともに国際英文雑誌に発表した。
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