• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

血液及び尿のメタボローム解析と食習慣及び生活習慣病との関連に関する疫学研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K24254
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0908:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

岡見 雪子  滋賀医科大学, 医学部, 特任助教 (60591401)

研究期間 (年度) 2019-08-30 – 2023-03-31
キーワード栄養疫学 / メタボローム / リポたんぱく質 / High Density Lipoprotein / 魚由来オメガ3脂肪酸 / 国際共同研究
研究成果の概要

INTERLIPID対象者(日本人と日系米人)計1,307人の血清メタボローム解析を実施した。日本人と日系米人で最も異なる血清リポたんぱく質は、男女ともに最小径HDL4濃度であった。HDL4濃度は魚由来オメガ3多価不飽和脂肪酸摂取量と負の相関性があり、日本人は日系米人よりHDL4濃度が低かった。年齢、性別、国、BMI、飲酒量、喫煙状況、身体活動、その他栄養素等で調整しても負の関連性は残り、これら変数との交互作用も認められなかった。今後は、HDL4濃度の臨床的意義についても検討したい。

自由記述の分野

栄養疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

遺伝的に類似し、環境要因の異なる日本人とハワイ在住日系米人を比較したところ、男女ともに最小径HDL4が最も異なった。また、日本人が日系米人よりHDL4濃度が低い理由として、高い魚の摂取量が一要因として考えられた。HDL粒子サイズの臨床的意義は謎であるが、先行研究より最小径HDL4は循環器疾患の危険因子またはマーカーである可能性はある。また、HDL粒子サイズや最大径HDL1は魚摂取量のマーカーとして捉えられる可能性もあり、今後さらなる検証が必要である。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi