研究課題/領域番号 |
19K24266
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
矢野 和美 国際医療福祉大学, 大学院, 講師 (40847860)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2022-03-31
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キーワード | がん患者 / 就労支援 / 職場復帰 |
研究実績の概要 |
治療と仕事の両立を目指すがん患者に対して,包括的な看護師主導の就労支援モデルを構築することが本研究の目的である.具体的には就労意欲のあるがん患者の就労継続に影響を与える要因を明らかにし,就労支援モデルの構築の示唆を得ることである.今回の就労支援モデルは,就労意欲のあるがん患者を支援する看護師に焦点を当て,看護師主導の包括的な就労支援モデル構築のための示唆を得る目的で実施している. 現在の状況は,調査票を作成し,調査協力者の意見聴取,調査票改定後に本調査を実施した.サンプル数は,時間を要したが収集できた.現在,統計解析を実施中.論文化を目指している.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2020年新型コロナウィルス感染症の影響により,サンプル数の確保に多少時間を要したが,確保に至り,データ収集は終了している.現在,統計ソフトを利用し,解析中.
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今後の研究の推進方策 |
収集した結果を統計学的に分析し,結果の論文化を目指している.今回,新型コロナウィルス感染症により,研究協力者を診断2年以内の患者から診断5年以内の患者に変更し,調査を実施した.その他,研究計画の変更はなく,収集されたデータの傾向も性別による大きな差もなく,解析作業に着手する予定である.現在,得られたデータを研究協力者とともにデータクリーニングしており,来月以降に本格的な解析に着手する予定である.現状,研究遂行上の課題はないが,今後の新型コロナウィルス感染症の状況により,研究責任者,研究協力者の業務量や状況の変化次第では,一時中断の可能性も否めない.
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次年度使用額が生じた理由 |
現在解析中であり,今後論文作成し投稿予定.翻訳代,学会参加発表費用などが残金として残っている.
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