食環境の政策評価を行うために開発された国際的評価指標Food Environment Policy Index を使用して、「政策」と「基盤支援」で構成される政策指標について、専門家66名より、諸外国の優良政策事例と比較した日本の政策実施レベルの評価得点を得た。その後、23名の専門家を招いて日本の食環境において今後実施すべき政策案を議論した。 その結果、「政策」では、不健康な食品への規制管理の政策が諸外国の優良政策と比較して実施レベルが低かった。一方で、「基盤支援」では全体的に高い政策実施レベルであった。不健康な食品規制等、健康の不平等を減らすための包括的な政策が将来の最優先事項と考えられた。
|