本年度は渡航が可能になったことから、現地でカウンターパートと研究結果に関する議論を行い対象地の熱帯山地林における保全計画への展開について検討を行った。本研究で用いられた解析手法を実際の保全計画に応用するためには、アルゴリズムによる時系列LANDSATを用いた撹乱検出の精度についてさらに改善・検証が必要であることや、撹乱のあった森林の周辺に存在する老齢林を保全することの重要性が指摘された。また現地調査で得られたすべてのサンプルはマレーシアサバ大学で適切な保管を行うよう依頼した。本研究を通して得られた成果のまとめに関する発表を国際学会にて行った。
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