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2020 年度 研究成果報告書

大規模エネルギー転換国が資源採掘国へ強いる環境的犠牲に関する長期予測モデルの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K24391
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 1101:環境解析評価、環境保全対策およびその関連分野
研究機関国立研究開発法人国立環境研究所

研究代表者

渡 卓磨  国立研究開発法人国立環境研究所, 資源循環・廃棄物研究センター, 研究員 (10845811)

研究期間 (年度) 2019-08-30 – 2021-03-31
キーワード脱炭素 / 物質フロー / 鉱山開発
研究成果の概要

本研究は、世界的なエネルギー転換に伴う資源採掘量の変化を詳細かつ包括的に解析することで、持続可能な資源利用を伴った気候変動緩和策の実装支援を目的として研究を進めた。主要な研究成果として、発電部門のエネルギー転換は資源採掘量を削減するのに対し、運輸部門は特定の金属需要増加によって、資源採掘量を2050年にかけて倍増させることを初めて明らかにした。また、鉱山開発モデルを援用することで、資源採掘量増加の32-40%が資源ガバナンスの貧弱な国で発生する可能性を確認した。一連の研究により、脱炭素技術導入下での責任ある資源管理のために、特に注視すべき技術・鉱種・国(ホットスポット)の特定に成功した。

自由記述の分野

環境システム学

研究成果の学術的意義や社会的意義

脱炭素技術導入の背後で管理すべき資源量が増加するという、これまで見過ごされていたトレードオフの可能性を明らかにした点が本研究の重要な貢献の一つである。これにより、持続可能な資源利用を伴った気候変動緩和策の重要性を広く国際社会に発信することが出来た。加えて、本研究で明らかになった注視すべき鉱種・技術・国という情報は、消費側からの有効な介入策を検討する際の優先順位付けに利用可能である。

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公開日: 2022-01-27  

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